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オアシスに期待するもの 〜音楽の変遷について〜

僕の大好きなバンドであるオアシスについて書こうと思います。



最近、オアシスの6thアルバムDon't Believe The Truthを何度も繰り返して聴いているのですが、リピートにしていると飽きてくるので、過去のアルバムと交互に聴いています。
そうすると、初期のサウンドと今のサウンドがいかに変化していったのか、どれだけ変わっていったのかということがよく感じとれます。

今回のアルバムも一見シンプルでアコースティックな構成ではあるけれども、よくよく聴いてみると単純に音が軽くなっただけでなく、様々な音がさりげなく意図的に重ねられている。
オアシスにおける本当にシンプルな音というのは、やはり1stアルバムDefinitely Maybeをいうのだろうと感じます。


今も昔も、アーティストたちはより良い音楽を追求する過程の中で、様々な音楽性にチャレンジしていきます。
ロックロール一つにしても様々な領域が広がっており、今も多くのアーティストたちによりそれは広がり続けています。

こうした変化を繰り返してきたアーティストの中で、オアシスが遂げてきた変化というものは、僕はビートルズと似ていると思うのです。

ビートルズの初期の楽曲はPLEASE PLEASE ME等の本当になじみやすいストレートなものであったのに対し、後期の楽曲はREVOLVERやSgt.Pepper's Lonely Hearts Club Bandなど非常に作りこまれたサウンドで初期のものとは共通する部分を残しながらもかなりの変化を遂げていますよね。

リボルバー
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サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

そして、結果的にはどちらのサウンドも受け入れられ、現在ではビートルズは歴史的アーティストとして成功しています。これは間違いない事実です。


しかし僕が思うのが、ビートルズのサウンドが変わっていったとき、当時のファンたちはそれをどう感じたのだろうかということです。

中には、俺の知っているビートルズはもういなくなったとか、もうビートルズはあのシンプルな音を作れなくなったと嘆いていた人もいたのではないでしょうか。まるで今日のオアシスの音楽性の変化に対する評価のように。

どんなに新しい秀逸なサウンドであったとしても初期のサウンドを求めていた人たちにとっては残念なものに感じた部分があったのではと推測します。

逆に、ビートルズが商業的にも十分な成功を収めた初期のサウンドで走り続けていたならば、ファンたちは変わらないシンプルでなじみやすいサウンドに酔いしれたでしょうが、果たして今日ほどリスペクトを受けるアーティストと成り得ただろうかとも思います。

実際に今日において、ビートルズが音楽的に高く評価されるのは、爆発的な人気を生み出したシンプルな初期の作品よりも、Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club BandやREVOLVERなどの後期の作品が中心となっていますよね。


つまり僕が言いたいのは、オアシスのサウンド変遷について賛否両論があるけれども、オアシスはこれまでのみんなが求めていた、いわゆる「オアシス節」のロックスターから新しい領域のアーティストへの成長をはじめた段階ではないかということです。もちろん、期待を込めて言っていることですが。

今作Don't Believe The Truthをじっくり吟味してみると、いい意味で過去の音楽性を脱ぎ捨てて新しいサウンドにチャレンジしている部分が感じとれます。

もちろん、僕はオアシスの初期のサウンドが好きでファンになったので、正直なところ「オアシス節」を聞きたい寂しさもあります。
ですが、僕にとって特別なバンドであるオアシスが過去の栄光にこだわり続けてそこそこの「商業的な成功」と世間の評価に満足しているよりも、ビートルズが新しいサウンドに挑戦して「音楽的な成功」を果たしたように、サウンドを追求して新たな領域で「音楽的な成功」を果たす可能性をもっているほうが、ファンとしては心配だけれども期待する楽しみがあります。

そういった目でみると、今作においてオアシスはようやくビートルズでいうRUBBER SOULのあたりに来たのかなという気もします。もちろん、それが適切な表現であるかはわかりませんが。

どんなにバンドのスタイルが変わろうとも、Definitely Maybeや(What's The Story)Morning Glory?というとんでもない名作を作り出した彼らですから、デビューから10年経とうが相当なポテンシャルを秘めているのは間違いありません。あとは、それがうまく引き出せるかどうかにかかっているはず。

U2が数年前にALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHINDをリリースして世界的な大ヒットを飛ばし、グラミー賞を取りましたよね。
彼らもそれ以前から大物アーティストとしてのポジションを確立してはいましたが、それでも様々な音楽性を追求しては賛否両論を呼び、それを乗り越えてあの名盤を完成させました。
U2が初期のTHE JOSHUA TREEの成功に甘んじて音楽的な挑戦をしていなければこのような成功はあっただろうかと思うのです。

All That You Can¥'t Leave Behind
All That You Can¥'t Leave Behind


僕が音楽に目覚めた頃には、当然ではあるけれどもビートルズというバンドは解散してしまっており、ましてやジョンレノンはこの世にいなかった。
ビートルズの音楽を聴くたびにいつも思うのが、こんな音楽をリアルタイムで聴けたらどんなに素晴らしいだろう、どんなに熱狂的になっていただろうと思うことがあります。
ですが、それは時間をさかのぼることが出来ない以上、それは絶対に不可能。
だからこそ、今こうしてリアルタイムで熱中できるオアシスというバンドに対して、歴史的なバンドになってほしいと期待してしまうのです。

たとえ、オアシスが次の名盤を作り上げるのが10年先20年先であってもいいから、やっぱり奴らは大物だった!と思えるようなバンドに成長してもらいたい。そう思います。

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