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音楽とのつき合い方を考える

フジロックのレポートを書くと言っておきながらもう1ヶ月半が過ぎてしまい、結局は書かずにこの日になってしまったのですが、実は途中までは書いていました。
でも、なんだか「ただの記録」って感じになってしまって、記事にするのはやめてしまいました。

このブログ、音楽生活の「ススメ」ってしているだけに、人に伝えたいことを中心に書きたいと思っています。

今年のフジロックにおいても僕は様々な音楽を聴いては感動したり楽しんだりしましたが、5回目の参加ともなるとイベント自体に新しい発見や感動が少なくなってきたいうのが正直なところで、そんな立場から何を伝えようかと考えた時に悩むところでした。

もちろん、フェス大好き人間であることには変わりないですが、自分の体験を通して「伝えたいこと」となると、あのライブが良かったとかこのライブが悪かったといった単なる日記的なことを書いたり、無理やり良かった事をテンション高く褒めちぎるのもなにか違う。

実際、淡々と記録を書いているのは書く側としても面白くないんですよ。
やっぱり、何らか主張があるから書くわけで、それがなければ書く気にならないんですよね。


ですが、今年のフジロックで感じたことがなかったわけではありません。
今年も感動はたくさんありましたが、それ以外で感じたことを一点だけに絞って書きたいと思います。

今回は感動や興奮を伝えるのではなく、ある意味「反省」として記録と考察を残したいと思います。(ちょっと長いです。)




■ライブをいつでも楽しむために必要なこと


最近、音楽(ライブやフェス)という趣味を楽しんで行く中で非常に大事な要素として「新鮮さ」というものを考えさせられます。

別に音楽に限らず、日常の中で感動を感じるための要素として「新鮮さ」というものは非常に重要なものです。

音楽体験という面で振り返って見ると、僕がこれまでに感じてきた最高レベルの感動の瞬間にはいつも「新鮮さ」や「渇望感」という条件がありました。

具体的には、初参加したフジロック2001のオアシス、初参加したグラストンベリー2004のポール・マッカトニーをはじめ、過去に強烈に記憶に残るライブにはいつも「新鮮さ」という条件がその興奮に大きな影響を与えていることは間違いありません。

もちろんアーティストのパフォーマンス自体が素晴らしかっからというのは間違いありませんが、自分にそれを100%以上で受け入れるだけのコンディションがあったことが大きいと思うのです。


何故、今さらこんなことを改めて考えるようになったのかというと、今年のフジロックでのコールドプレイのライブで感じたこときっかけなんです。

以下今年のコールドプレイについてのみレポートをはさんで考察します。



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2年ぶりにコールドプレイのライブが見れるということで、僕はもう、たまらなく楽しみにしていたのだ。

コールドプレイは、今自分の中で最も熱くて旬なアーティストで、コールドプレイというバンド自体にもセールス的にも勢いがあり、絶好のタイミングでの来日だった。

もう、このライブはきっと強烈な記憶に残るライブの一つとなるだろう。そう思った。


僕は、来るべき日に備えて彼らの音源を聴き込んだ。

The Scientist, Clocks, In My Place, Yellow, Shiver
本当に名曲の数々だ。コールドプレイの魅力にますます虜になる。
オリジナルアルバムだけでなくライブアルバムも素晴らしく、かなりの回数を聴きこんだと思う。

そんな中、ある海外のサイトで今年のグラストベリーにおいてコールドプレイがヘッドライナーをつとめたとき音源がアップされており、非公式ながらそれをダウンロードして聴いてみた。

これがまた、すばらしい!

ライブ「音源」ながら、なさがら会場にいるような臨場感で、演奏技術もパフォーマンスも明らかにスケールアップしているのが感じとれ、ますますコールドプレイに寄せる期待は膨れ上がる。

僕はさらにこれを何度も聴き込んでフジに備えた。






そして、待ちに待った7月29日。フジロックライブ本番。

コールドプレイはトリ前のポジション。

当然モッシュピットに入り、前方ではなかったけれどステージもしっかりと見える。準備はオッケー。

2年前よりもずっとメジャーになったコールドプレイのライブには、前回とは比べようもないくらいに人が集まっており、観客の期待の大きさも伺える。

そして照明が落ち、メンバーが暗いステージから現われ喚声が上がる。

ステージ中央のピアノにクリスが座りライブはスタートした。



予想通り新曲のSQUARE ONEから始まり、成長した彼らのパフォーマンスは大きく力強く感じられる。
アルバムで聴く叙情的な楽曲も、ライブでは情熱的なものに変わる。そして2曲目はPOLITIKへ。


そんな期待した通りのコールドプレイの力強いパフォーマンスに、オーディエンスは喚声をあげる。


そうだ、このときを待ちわびたんだ。


そして僕のテンションも否が応でも高まる……!!!



















あれ?
















テンション爆発!となるはずだったのだが、なぜか割と普通に楽しんでいる自分。


おかしい…。

いつもだったら、こう、胸の奥からあふれ出るような感情がドバーっときて…。



しかし、2曲目が終わった時、嫌な予感がした。


「もしかして次の曲はYellow…?」


ジャランララーン…


3曲目のイントロは、あの聞き覚えのあるギターによるイントロ。


ずばり予感が的中。Yellowだった!


オアシスでいうDon't Look Back In Angerの大合唱のポジションにあたるこの締めの曲をライブ序盤にもってくるというのは間違いなくコールドプレイが企んだサプライズ。
会場は「え、もうやっちゃうの!?」といった反応で驚いた。

しかし、サプライズのはずの選曲が、僕はイントロさえ始まる前で分かってしまった。


しまった…!


嫌な予感とは、

待ちに待ったこのライブが何度も聴きこんだグラストンベリーと同じ展開であるということに気がついてしまったことなのだ。


その後、

Johnny Cashを追悼してアコースティックセットをやることも、

The Scientistの最後に合唱を入れることも、

いつもと違ったアレンジでCLOCKSを演奏することも、

IN MY PLACEの最後にクリスがオーディエンスをあおることも、

最後にFIX YOUを演奏するってことも、全てが知っていることだった。



直前まで何度も何度もグラストンベリーの音源を聞きこんできた僕にとっては、手に取るようにライブの展開が読めてしまったのだ。

一度崩れてしまった緊張感と期待感はもう戻すことができなかった。


せっかくの2年ぶりのライブなのに!

今年一番の感動のライブになるはずだったのに!

まるで昨日・一昨日に見たライブをもう一度みているような感覚だった…。


もちろん、大好きなコールドプレイの生パフォーマンスということで、素晴らしかったし、好きな曲もしっかり聴けたし、いろいろなパフォーマンスを取り入れて観客を楽しませようとするクリスを見ていて楽しかった。

だけど、2005年最大の感動になるであろうと期待した貴重な瞬間だけに、不完全燃焼なライブを体験してしまったことは2005年最大の失敗だった。




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もちろん、ライブが同じ展開になると考えもせずライブ音源をダウンロードして聴きまくった自分がバカだったのだけど、さすがにこれは後悔しました。
まさかこんなにもグラストンベリーと同じ流れになるとは。ライブ前のテンションをあげることばかりに力をいれた結果、完全に「新鮮さ」を失ってしまっていました。

おかげでサマソニのオアシスでは、ライブ音源を聞く事もセットリストも見る事も避けてライブに臨んだのですが(笑)


まあ、これは極端な失敗例なんですけど、ライブ好きな人ならば似たような経験がよくありませんか?

とても好きなアーティストだったんだけど、とても楽しみにしていたんだけど、なぜかライブが不完全燃焼に終わってしまったということ。でも周りには満足げな人がたくさんいたりして。

その原因は、アーティストのパフォーマンス自体にあることもよくありますが、ほとんどが自分のコンディションに原因があったりするんですよね。

同じパフォーマンスを見ているのに、ライブの感想に良し悪しがあるのはまさしく見ている側の人間によるものだと思います。

そして、そのライブを良し悪しを決める要素は様々なことが考えられますが、その中でも取り分けて重要なのが「新鮮さ」とか「意外性」とか「渇望感」とかだと思うんです。


僕は、今でこそ首都圏に住んでいますからライブもフェスも手軽にいける状況ですが、数年前まで九州に住んでいたときはライブというものは特別なイベントでした。

どうしても見たいと思うイベントだけを選び、高い交通費と時間をかけてライブ会場に足を運びました。
そのため、一回のライブに対する「渇望感」や「新鮮さ」は今の自分とは比べようがありません。
全てのライブが、間違いなく最高に感じることができました。


それが今は手軽にライブやフェスに行ける環境になって、あのライブは良かったとか悪かったとか批評するくらいに余裕をもって見ている自分がいます。評論家でもないのに。
便利でうれしい反面、何だか寂しく感じることがあります。
本当に贅沢な悩みなんですが。

だからこそ、今年のフジロックのコールドプレイでは一回のライブを大切にしたいと思って気合を入れて臨んだのですが、例のように気合入れすぎゆえの失敗をしてしまいました。


もっと単純に、何も考えずに音楽という趣味とつきあっていきたいところですが、常に身近であり、長い付き合いを続けたいと思えばどうしても「新鮮さ」という気持ちだけはコントロールすることは難しく感じます。


長々と書いていたら何が言いたかったのかわからなくなってきましたが、要はいつだって初めて味わったときのような最高のライブを味わいたい、そしてそれは音楽との付き合いが長くなるにつれて難しいことなのだろうか、どいうことです。

どうか、良い方法はないものでしょうかね。乱文失礼しました。

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